須坂創成高〜世界を驚かすものづくりを

2015-05-16 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂創成高校(須園キャンパス)で7日、創造工学科の生徒40人が同科で学ぶ目的や将来を考える授業があった。学校と企業が協力して実践的な学習に取り組むデュアルシステムで、生徒実習を受け入れる協力企業会の久保正直会長(アスザック・アスザックフーズ社長)が講演。生徒一人一人が「地域産業で役立ちたい」「世界に通用するものづくりを実現させたい」などと目標を発表した。
 久保会長は「日本人は世界中の人の遺伝子を持っている。多様性があり優れた能力」と話し、日本のものづくりの歴史や品質の高さなどを示した。
 生徒に身近なスマートフォンについては「液晶技術は欧州で発見され、画像を映す技術は米国でできた。ディスプレー製品として作ったのは日本」と説明。「日本の電子部品がないとスマホは作れない」と述べた。
 また、地域には「世界一の製品を作っている会社がたくさんある。それが世界中で使われている」とも紹介した。
 現在、ドイツが取り組んでいる「インダストリー4.0(第4次産業革命)」(スマート工場の実現で新たなものづくりが目標)や、同校の農業科と創造工学科が学科連携で行う植物工場の可能性についても話した。
 久保会長は「学ぶことや仕事をすることは人には見えないものを、自分だけが見える世界をつくっていくこと」と語った。
 生徒たちは聴講後、グループごとに感じたことや気になったことを話し合い、自身が創造工学科でどうなりたいかを考えた。
 「日本の技術が世界でたくさん活用されていることが分かった」「日本人の技術は世界に誇れる素晴らしいもの。これからも引き継いでいかなければいけない」と、日本の高い技術や吸収力、品質の良さについて話す生徒が多かった。
 「須坂の企業から世界中にいろいろなものを発信していることを知りびっくりした」「地域に世界一のものがあってすごい。より須坂で働きたいと思った」といった感想もあった。
 今後の学習に向け「基礎力を高めて応用力を身に付けたい」「難しい資格・検定を取得できるように努力したい」「自分が得意なことを探したい」などと意気込みを発表。将来は「地域の期待に応えられるように頑張りたい」「世界を驚かすものづくりをしたい」「創造する力を蓄え、地域や日本の産業を支えたい」と、それぞれ目標を語った。
 久保会長は、生徒たちの高い志を喜び「人間は目的や目標があってやる気が出る」。日々の中で目標を持つことや、学び合いの大切さを伝えた。
 塩沢柚人(ゆうと)君は将来、機械制御などに関わる仕事に就きたいという。「技術は人との交流や新しいアイデアによって進化している。自分も優れた製品を開発したい」と話していた。

2015-05-16 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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