創成高で産業人を育てる授業

2015-05-02 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂創成高校で27日、農・工・商の枠を超えて産業人としての基礎力を養う「産業基礎」の授業があり、1年生約280人が地域の産業関係者から、働く意義やマナーなどについて学んだ。
 総合技術高校の特色科目で、外部講師による講演会の第1弾。須園キャンパス(農業科122人、創造工学科40人)で精密平面研磨のニットー(本社・須坂市八重森町)総務課長の田中秀和さんが、須商キャンパス(商業科122人)で割烹能登忠(須坂市横町)女将の田幸久子さんが話した。
 田中さんは、働く意義や社会人として大切なこと、高校生活で身に付けておくべきことなどについてアドバイスした。
 生徒たちに▽高校を卒業したらどんな自分になりたいか▽今の自分との違いや差は何か▽違いを埋めるためにはどうすればいいか―などと問い掛けながら、「ささいなことでもおろそかにしないこと。小さな積み重ねが能力になる」と強調。 働くことは「幸せになる権利を得るための手段」と自身の考えを示し、働く意義については「働いてから考えてほしい」と述べた。
 「ひたすら打ち込むことでしか分からないことがある」。失敗とは何かをやる前から諦めることだとし、「努力は人生に対して裏切らない。努力した人間のみがチャンスを見分けられる。その能力を身に付けて」と呼び掛けた。
 農業科の松尾優芽花さんは「幸せを自分でつかむため、努力を続けられる人になりたい」と話していた。
  ◇    ◇
 田幸さんは、和室での立ち居振る舞いや席次、日本料理のマナーなどについて説明。和食も洋食も▽美しく振る舞う▽見苦しくない▽他人への心遣い▽健康的に▽楽しく食べる―ことが基本だとした上で、和の文化について話した。
 玄関の上がり方や戸の開け方、上座・下座の席順、座布団への座り方などを丁寧に伝えた。家で一番気を付けてほしいという箸については、持ち方や使い方のほか、「箸枕に箸を置くことを癖にしてほしい」と述べた。
 また、体のために良い食べ方として、三角形(ご飯・汁・おかずを順序よく食べる)と稲妻(ご飯を軸にジグザグに食べる)―を紹介。ほかにも足が痺れたときの対処法や、椅子席でのマナーなどにも触れ、「まずは自分の家で気を付けてほしい」と呼び掛けた。
 古平梨音さんは、知らないことが多かったといい「女将さんの話を聴く機会はないのでためになった。箸の使い方が印象に残っている」と話していた。
 産業基礎は、1年生の必修科目として月曜の6、7時限目に実施。今後も企業などの関係者を招いての講演会が予定されている。

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