土に触れて自然や地域知る〜11年目の農業小

2015-04-25 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 信州すざか農業小学校豊丘校(小林道男校長)は18日から、本年度の授業をスタートさせた。小学1〜6年の児童36人(市内34人、市外2人)が農業体験を通して自然と触れ合ったり、地域の伝統文化などを学ぶ。
 11年目を迎えた本年度はこれまでより児童数を減らした。活動の中身を充実させる狙いで、親子での体験にも力を入れていく。
 そのさとホールで開いた入校式で小林校長は「農業小にはノートも教科書もない。農家先生がやることを目で見て体で体験して覚えることが授業。豊丘地域の自然を満喫しながら楽しんでもらいたい。今年は特に保護者の皆さんも一緒に作業をしてほしい」と呼び掛けた。
 入校式後は早速、畑での作業に励んだ。好天の下、農家先生や須坂園芸高生の指導を受けながら、ジャガイモ(種芋20?)を植え付けた。
 子どもたちは、くわを使ってうねを作り、その間に種芋を30?間隔で植え、肥料をまいて土をかぶせた。
 初めて農業小で学ぶ横田暦実さん(井上小1年)は「(種芋を)植えていく間隔が難しかったけど楽しかった」。今後は5月末に予定されている田植えが楽しみという。
 小林校長は「子どもたちにしっかり体験してもらうため、目配りをしてさらに身のある授業にしていきたい」と話している。
 授業は来年1月末までの全18回。借用農地の広さは畑が約12a、水田が約9a。農家先生20人が指導するほか須坂園芸、須坂創成両校や、JA須高(本年度から)も協力していく。過去10年間の卒業生は延べ578人。

2015-04-25 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。