【県議選12日投票】4氏による激戦スタート〜須高語り合い浸透図る

2015-04-04 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 任期満了に伴う県議選が3日告示され、須坂市・上高井郡区(定数2)は4氏が立候補した。五十音順に、共産党新人の土谷フミエ氏(67、須坂市米持町、前須坂市議)、無所属現職の永井一雄氏(72、須坂市屋部町、3期)、無所属新人の堀内孝人氏(66、須坂市中島町、前須坂市議)、自民党現職の村石正郎氏(75、須坂市下八町、5期)。選挙戦は平成11年の合区以来5回目。前回無投票から一転、過去にない4氏による激戦となり、舌戦を展開中だ。
 土谷派は、街頭演説や候補者と語る会、個人演説会、総決起集会などで政策の浸透を図る。岐路に立つと現状を捉え、安倍自民党政治と対決する共産党女性候補として平和と地域のくらしを守る県政への転換など訴える。
 永井派は、街頭演説や励ます集いなどで政策や思いを訴え、浸透を図る。28日の総決起集会(約170人)で永井氏は仕事と家庭生活が無理なく送れる社会や平和、農業を守る社会など力説した。篠原孝代議士が激励した。
 堀内派は、街頭演説や個人演説会、総決起大会などで政策や思いを訴え、浸透を図る。候補の中で一番の若さと行動力を強調。県政と市町村首長・議会とのパイプ役を意識し、活力や誇りがみなぎる地域の創造を目指す。
 村石派は、街頭演説や個人演説会を積み重ね、政策や思いの浸透を図る。市議選・県議選と9回目の選挙戦。終盤へのムードづくりと結束力確認に加え、組織の総力を挙げて支持拡大を目指す。村石氏は人づくりを強調。
 須高地域の人口は、3月1日現在、70,526人(須坂市51,866人、小布施町11,269人、高山村7,391人)。4年前の23年から1,231人、8年前の19年から2,721人、12年前の15年から3,652人減っている。ただし、平成24年8月からは各数値に外国人を含む。
 須坂市はピークの平成10年9月の54,930人から3,064人、小布施町は同10年8月の11,923人から654人、高山村は同14年3月の8,141人から750人とそれぞれ減。首長や市町村議会と一緒になって人口維持・増加策を練る必要がありそうだ。
 また、市町村の資源やブランド力を生かした観光・産業振興と市町村連携、須高住民を元気にする施策など発信力も期待される。
 12日の投票に向け、各候補の訴えが浸透するか、また、有権者の関心が深まるかが選挙の行方を左右する。
 期日前投票は4〜11日午前8時半〜午後8時、須坂市役所、小布施町北斎ホール、高山村役場でできる。

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