2014-11-15 07:00 am by 須坂新聞
信州すざか農業小学校豊丘校(小林道男校長)が7日、子どもたちに対する食農教育の功績が認められ、県農業協同組合中央会(大槻憲雄会長)の「にじの懸け橋賞」を受賞した。長野市で開かれたJA長野県大会で表彰された。
農業小は平成17年4月に開校。子どもたちにたくましい精神力・想像力を身に付けてもらおうと、田畑での農作業や地域の文化を伝える活動などに取り組んでいる。
例年20人ほどの農家先生(地元農家の有志)が子どもたちを指導し、信大や須坂園芸高の学生とも連携している。参加児童は低学年を中心に毎年50人以上で、これまでに514人が卒業している。
小林校長ら3人は同日、市役所を訪れ、三木正夫市長に受賞を報告した。小林校長によると、農家先生は現在、70代が中心を担っている。「地域に子どもが少ないので子どもたちの存在で里山が明るくなる」。受賞については、農作物の栽培や調理を通じた親子への食育、伝統文化の継承活動が「地域の活性化に貢献できているのかもしれない」と受け止めていた。
本年度で開校10年を迎えたが「まだまだ試行錯誤している」と小林校長。今後はさらに充実した活動を目指し「より丁寧な指導を考えたい」と話した。
三木市長は受賞を祝福し、「子どもたちはいつもにこにこしている。素晴らしい勉強になっている」と感謝していた。
農業小は本年度、市内を中心に児童64人が参加している。4月の入学式から全18回の授業を計画し、残りは来年2月の卒業式を含め5回。きょう15日は、そのさとホールで収穫祭を開く。
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