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【須坂病院】歯科口腔外科を開設〜病診連携で二次医療提供

2014-10-18 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 　県立須坂病院（斉藤博院長）は14日、南棟１階に「歯科口腔（こうくう）外科」を開設し、診療を始めた（写真は10月18号2面）。常勤の大久保博基歯科口腔外科部長や、横林敏夫顧問（日本口腔外科学会認定専門医・指導医）、川原理絵歯科医師（同専門医）、諸岡諒（まこと）歯科医師、歯科衛生士、医療事務の総勢９人。診療開始前には北棟講堂に三木市長ら須高市町村代表者、高野恭平須高歯科医師会長が出席し、開設式を行った。診療科は23科に。
　斉藤院長は「感染症治療に伴う歯科口腔外科需要に対し、１年半前から開設に向け努力してきた。やっていけるのかの課題をプロジェクトチームにご参加いただき、検討してきた。地域医療の発展につながるよう努力し、地域の支援もお願いしたい」と述べた。
　大久保歯科口腔外科部長（38）は先月着任した。日本口腔外科学会専門医、歯学博士、歯科医師。新潟県十日町市出身。新潟大学歯学部平成13年卒。同大学院平成17年修了。平成17年４月に信大医学部歯科口腔外科入局。県内病院勤務や新潟県・千葉県の開業医勤務を経て須坂に。
　同科は歯科口腔外科を中心とした歯科の二次医療を提供する。虫歯や歯周病などの一般的治療は行わない。対応が難しい、出血が予想される抜歯や口内の病気（虫歯、歯周病を除く）、外傷による口内の診断・治療などに当たる。長野日赤や松代総合、長野市民病院などとも連携する。
　大久保部長は千葉県内勤務時代に地域の施設で口腔ケアに当たったノウハウを持つ。取材に「地域の歯科医師と綿密な連携を取り、住民に開かれた地域完結型医療を目指したい」と話す。
　南棟１階外来１にあった脳神経外科と脳神経内科は外来５へ、リウマチ外来は外来３の診察室２へ移転した。