8月下旬の真夏日〜一昨年全日、今年ゼロ

2014-09-06 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 天候不順に見舞われている今年、須高の夏はどうだったのか。気象観測装置を設置している須坂市消防本部の協力でデータを取り寄せ、一昨年、昨年の7・8月と比較してみると、平均気温は3年間で1番低いことが分かった。熱中症も半減している。

 まず、7月を比較してみると、一昨年(平均気温24.7度、最高気温35.6度)は30度以上の真夏日15日、うち35度以上の猛暑日3日。昨年(平均気温24.7度、最高気温34.7度)は真夏日18日、猛暑日なし。今年(平均気温24.5度、最高気温37.3度)は真夏日16日、うち猛暑日2日。
 8月を比較すると、一昨年(平均気温26.7度、最高気温35.5度)は真夏日29日、うち猛暑日6日。昨年(平均気温25.5度、最高気温35.4度)は真夏日20日、うち猛暑日3日。今年(平均気温24.6度、最高気温34.8度)は真夏日16日、猛暑日なし。
 統計では今年よりも昨年、昨年よりも一昨年の方が暑く、一昨年8月の平均気温は今年よりも2.1度も高かった。特に8月下旬の違いは顕著で、今年は24日以降真夏日はないが、一昨年の24〜31日は全8日、昨年でも2日記録している。
 このため、熱中症患者の救急車の搬送は8月末日現在15件(別表参照)で、前年同日の31件に比べて半減、さらに一昨年同日の45件からは3分の1に減少している。
 今年の15件の内訳は須坂市10件、小布施町4件、高山村1件。傷病程度は中症4件、軽症11件。屋内4件、屋外11件。男性7人、女性8人。年代では80代が4人で最も多いが、10代も3人いる。
 須坂市消防本部警防課では「熱中症の最後の搬送は一昨年は9月28日、昨年は10月8日に行った。まだ残暑が厳しい日もあるので、これからも油断することなく、十分な対策を心掛けてほしい」と呼び掛けている。

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