初の「秋まつり」大収穫〜銀座通りに軽トラ25台

2013-11-09 07:00 am by 須坂新聞

まちづくり icon 須坂市中心市街地の活性化の一助になればと、須坂市の各種団体で組織する実行委員会が初企画した「蔵のまち須坂銀座通り秋まつり」は3日、歩行者天国になった市道銀座通り線で軽トラック市、グルメ市、フリーマーケットなどを開き、好天にも恵まれ、大勢の人たちでにぎわった。

 過去3回3月に実施している春まつりが大好評で、「ぜひ秋にも開催を」との要望が多数あり、実行委員会では「春とは趣向を変え、秋は収穫祭として開催する」ことを確認、実行委員長にJA須高の牧良一組合長、副実行委員長に市観光協会の駒津健一会長を選び、長野市篠ノ井で話題となっている軽トラ市を視察するなど、準備を進めてきた。
 歩行者天国には農家が生産物を直接販売する軽トラック25台がずらりと並び、多種多彩な野菜・果物・花などを安価で提供。須坂市周辺の飲食店が集結した「S級グルメ市」やグッズ販売のフリーマーケットも計20区画以上が出店した。地元商店も戸板セールを行うなど協力した。
 当日は近隣の芝宮一帯で須坂えびす講、クラシック美術館や笠鉾会館できもの日和などのイベントがあり、実行委員会ではある程度の人出は見込んでいたが、ふたを開けてみると、予想以上の人出が軽トラゾーン、グルメゾーンにまんべんなく繰り出し、にぎわいは「点」ではなく「線」になっていた。
 購入した野菜や果物でいっぱいになったビニール袋を手にした市内の主婦は「値段が安く、新鮮な農産物がたくさんあり、見ているだけでも楽しかった。またやってほしい」とうれしそう。出店農家の中島孝二さん(村山町)は「軽トラで売るのは初めてだったが、お客さんと会話しながら売ることができて、とてもよかった。村山早生ごぼうがよく売れた。まちのにぎわい作りにも協力できてよかった」と話していた。
 また、本場大阪から須坂に初出店したたこ焼きの「蛸福神」は最長2時間待ちという大盛況、須坂市と交流のある宮城県塩釜市の特産品も人気を呼び、人力車の運行や峰の原高原観光協会のゆるキャラ「みねポン」がまつりを盛り上げた。須坂市赤十字奉仕団が行った東日本大震災の義援金募集には28,236円が寄せられた。
 実行委員会の牧委員長は「初めての取り組みで試行錯誤しながらの開催だったが、心配していた天気も穏やかな日和となり、大勢の人たちに足を運んでもらってよかった。えびす講などとの相乗効果は予想以上にあり、手応えを感じた。皆さんの協力に感謝したい。後日反省会を行うので次回に向けていい形にしていきたい」と話している。

2013-11-09 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。