信州昇龍太鼓〜太鼓の魅力肌で感じて

2013-09-21 07:00 am by 須坂新聞

趣味・生活 icon 信州須坂昇龍太鼓(西沢盛男会長、68)は結成17年を迎え、地域の活性化や青少年の人材育成などに貢献している。現在は今月28日の運動会で太鼓演奏を披露する相森中学校2年生17人に教えている。
 同中の運動会では毎年2年生が「相中ソーラン」を踊るが、教師の間から太鼓を取り入れたらとの提案があり、今回西沢さんに依頼した。希望する生徒が7月下旬から週2回、相之島の太鼓道場で練習を重ねている。
 太鼓を叩く前は念入りに屈伸運動をしながら下半身を鍛える。実技では、西沢さんは見本を示して「真剣にやれば力がつき、将来は心身の財産になる」と時折厳しい言葉をかけながら指導、会場は張りつめた空気になる。
 西沢さんは「真剣に取り組むことで、いい思い出になる。肌で太鼓の魅力を感じてほしいし、心身を鍛えて将来に役立ててほしい」、 相中ソーラン担当の大月宏教諭は「生徒は太鼓の力強さに魅力を感じているようで上達も早い。急な申し出を快く受けてくれた西沢さんに感謝。パワーアップしたソーランが楽しみ」と話している。
 同太鼓は下諏訪町の神鼓流諏訪神太鼓がルーツ。西沢さんが2年間通って習い、宗家の柳沢忠範さんに勧められて、信州須坂昇龍太鼓を結成した。
 諏訪神太鼓を基本としながら、地元の仲間と共に、新たに曲を作ったり動作を工夫しながら独自の太鼓を作り上げてきた。これまでカッタカタ祭りや地域のイベントなどに参加、盛り上げてきた。
 最盛期には16人のメンバーがいたが、会社で重責を担う立場になったり、女性は子育てに専念するようになるなどメンバーが減少、現在は10人ほどで活動。また、大きな音がするため、近隣からの苦情で、練習場を4度変える苦労もした。
 練習は毎週火・金曜日の午後7時半〜9時に太鼓道場で行う。激しい動きやバチさばきなどがあり、16歳以上の体力のある人を求めている。
 西沢会長は「太鼓は楽しんで健康になり、地域振興にも役立つ。高齢化などで会員が減少しており、ぜひ会員になってほしい。特に若い人に好きになってもらい、皆さんに喜んでもらいながら明るい人生を送ってほしい。20周年に向けて頑張りたい」と話している。問い合わせは西沢会長☎090-2766-8544まで。

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