須坂病院〜V字回復、2年ぶり黒字

2013-08-10 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 県立須坂病院(斉藤博院長)は先ごろ、運営協議会(会長・三木須坂市長)を開いた。平成24年度決算状況では2年ぶりに黒字(当年度純利益4,000万円余)となり、「V字回復が図られた」(同院)。本年度は院内に建設する内視鏡センターの実施設計を予算計上している。休止中の南7階病棟を8月19日から再開し、他病棟の後方支援病棟として機能強化と収益増を目指す。医師4人(内科、総合診療科、眼科)の確保を図るとした。
 入院患者数は前年度比2.2%減の71,742人。診療科別では内科が5.3%増の31,172人。脳神経内科は74.3%減の623人。形成外科は12.3%減の752人。呼吸器外科は38.9%減の1,095人。産婦人科は13.8%減の7,251人。眼科は32.9%減の893人。外来は5.3%減の130,667人。
 救急患者数(時間外)は4.2%増の8,916人。救急車搬送は12.1%減の1,689件。手術は10.8%減の1,763件。分娩は32.4%減の275件。内視鏡は2.3%増の5,410件。妊婦健診は29.2%減の3,473件。がん検診は13.3%増の1,928件。
 夕暮れ総合診療は18.6%増の1,103人。肝臓外来は69.6%増の268人。海外渡航者外来は107.8%増の214人。スキンケア外来は77.3%増の117人。ジェネリック医薬品採用率は13.7%。
 中長期ビジョン(25年度〜31年度)において目指すべき病院の姿を「県立病院機構の中核病院として県の医療を支える人材の育成を進めるとともに、感染症指定病院として本県の感染症医療をリードし、がん診療の向上のため遺伝子診断や化学療法分野の充実に努める」とした。
 重点目標は①医療スタッフの確保とスキルアップ②感染症診療機能の向上③がん診療機能(内視鏡センター、遺伝子診断、化学療法分野)の向上④地域の診療所や福祉施設等との連携強化⑤業務運営の改善―を掲げた。

2013-08-10 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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