人の営みが「信州」の強み〜阿部知事がブランド戦略語る

2013-07-20 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 県は17日、メセナ小ホールで阿部守一知事の「県政タウンミーティング」を開いた。先ごろ策定した県総合5カ年計画『しあわせ信州創造プラン』(平成25年度〜29年度)を知事が説明した後、宮坂醸造ショップディレクターの宮坂公美(くみ)さん(諏訪市)と野池明登県観光部長、知事が話し合った。知事は「県が掲げる信州ブランド確立プロジェクトは県民一人一人の口コミが一番強い発信力になる」と強調した。
 信州ブランド戦略について、知事は「もともとよかったが、他が発信する中でデータも皮膚感覚も下がった。足元の強みを見つめ直し、掘り出し、発信するプロセスを皆さんと一緒に取り組みたい」「個性の強い地域を維持し、新しい魅力を付与して総体として目立たせたい」と語った。
 宮坂さんは「日常の暮らしが楽しめることが信州の魅力」と紹介。
 知事は「長野県の素晴らしさは人の営みにある。健康長寿もその成果。ブランドも人とセットで発信することが長野県らしさ」「暮らし方やライフスタイルに価値や魅力がある。次の社会が求めるものが県内で実現しやすいので、さらに高めて暮らし自身を外へ発信して」と指摘した。
 会場に約220人が詰めかけた。三木市長は「市内個々のブランドが須坂だという結びつきが課題。自治体連携などは県にお願いしたい」。市村町長は「連携を念頭に置いて取り組みたい」。久保田村長は「中山間地域の持ち味を生かして役割を果たしたい。地の利を生かした産業に取り組み、上を向いて歩きたい」と語った。
 同計画の基本目標は「確かな暮らしが営まれる美しい信州」。明日への希望を持って生活が送れ、万一の時は温かな支援が受けられる安心の実現を目指す。

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