2013-06-22 07:00 am by 須坂新聞
―須坂との関わり、印象は。
もう10年近くなる。福寿荘の大女将市川和子さんが山梨県出身であることから、私とつながり、毎年のように講演に呼んでいただいている。また、三木市長が中央大学法学部の1年後輩で親しみが持てる。須坂の多くの人たちと交流している。私は須坂や須坂の人たちが大好きだ。
―堀直虎を書くきっかけは。
堀直虎は以前から興味があり、3〜4年前から独自に調査してきた。具体的には昨年3月、三木市長から小説をとの希望があった。書きたかったが、直虎は全国区ではない。今回、市が出版に関しての予算を計上することで話が進んだ。
―直虎の幕末での位置、自刃について。
将軍慶喜を諌めた点は特異性がある。多彩な人材が登場する幕末でも特別な存在だと思う。単に勤王ではないと思う。勤王なら死ぬ必要がなかった。「徹底抗戦せよ」と迫ったと思う。徳川に殉じ、大義に生きたのではないか。
―どんな小説に。
直虎を多くの人に知ってもらうため「読ませる小説」にしたい。タイトルも『将軍慶喜を叱った男』として、よりインパクトの強いものにした。幕末という時代を描きながら、直虎の人物像を描く。特に大義に生きた直虎を表現したい。期待に沿えるように筆を進めている。楽しみにしてほしい。
2013-06-22 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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