須坂市議会開会〜小規模特養建設へ補助増額

2013-06-15 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 市議会6月定例会は10日、開会した。市側は、特別職の給料月額を8月から1年間、市長20%、副市長15%、教育長10%減額する条例案や、2億600万円余を追加する一般会計補正予算案など議案14件と、土地開発公社・文化振興事業団・須坂温泉の各決算など報告7件を提出した。
 請願は「義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める請願▽地方財政の充実・強化を求める意見書採択を求める請願▽年金2.5%の削減中止を求める請願▽憲法96条の発議要件緩和に反対する請願―の4件。
 議員勤続10年を迎えた岩田修二議員(当選3回)と関野芳秀議員(同)に全国市議会議長会と北信越市議会議長会から表彰状が贈られ、議場で豊田清寧議長から伝達された。
 補正予算案は、社会福祉法人が行う小規模特別養護老人ホーム(定員29人)の施設整備補助金として、1億1,600万円の県補助金が見込めるため、当初予算に計上した国庫補助金と市費の合計7,733.4万円に、今回3,866.6万円を増額計上し、財源を組み替えた。
 小規模特養は介護保険の地域密着型介護老人福祉施設。市社会福祉協議会を今年3月の整備事業者選考審査会で事業者に決定した。
 市内村石町の旧寿楽園跡地と隣接するデイサービスセンター2カ所(ぬくもり園、ことぶき)の敷地約8,000平方メートルに鉄骨造2階建て施設を建設する。小規模特養(定員29人)とショートステイ(定員9人)を併設する計画。本年度建築、26年度に開所の予定。
 歩道段差解消事業では社会資本整備総合交付金を活用し、高甫南原線の工事費3,000万円を増額。
 須坂マリア幼稚園の認定子ども園整備に伴う、保育所施設整備分に約4,000万円、同幼稚園施設整備分に3,700万円余を補助。
 温暖化防止推進事業では、米子農村公園周辺の小水力発電推進事業が県のグリーンニューディール基金事業に採択されたため、当初予算に計上した450万円に285万円を増額。農村公園を一次避難所とするため再生可能エネルギーを活用する。同基金から650万円。市費は85万円。
 市民支援事業では、県市町村振興協会助成金の採択により、下八町、中島町、豊島町、明徳町、北旭ケ丘町に音響機器や複写機など補助金1,240万円を交付する。
 堀直虎公没後150周年記念事業(平成29年度)に向け、今秋発刊する歴史小説の購入費と講演会費として427.5万円など。

2013-06-15 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。