2013-06-01 07:00 am by 須坂新聞
継続的にイベントを行って街を音楽で楽しくしたい―と立ち上がった市民ボランティアのライブイベント企画集団「ウォーム*ハーツ」が須坂を拠点に活動をスタートする。幼い頃から音楽に親しむ清水小百合さん(38、須坂市八幡町)と、清水さんの熱い思いに共感した女性3人が目下、7月のアカペライベント企画に奔走中だ。
清水さんは、音楽好きな家庭に育ち、学生時代は吹奏楽部でクラリネット。ピアノも小学生の頃から演奏する。成人を前に楽譜アレンジやジャズの自由さに魅力を感じるようになった。程なくテレビ番組で脚光を浴びたアカペラにも興味を持つが、歌いたくてもメンバーが作れず不完全燃焼のまま時は過ぎた。
その後、結婚し、出産。ある時、夫に音楽への思いを打ち明け、快く背中を押されてからは子育てや仕事の傍らボーカリストとしてカフェなどのライブに出演した。また専用機材で自らの声を多重録音して音楽投稿サイトに参加し、CMやテレビ番組のBGMなどで幅広く活躍するわかすぎたつやさんとの交流が生まれた。
「地元にアカペラの仲間が増えて、子どもたちにも楽しさが伝われば」と、当初は清水さんが独自にイベントを計画。しかし、せっかくやるなら1回で終わらせず、プロ・アマ問わず良い音楽を聴くことができるイベントを継続できれば―と、カフェライブを通じて知り合った仲間と企画集団を立ち上げた。
アカペライベントの開催にわかすぎさんも快諾。所属するポップ・ボーカルユニット「プライベートガーデン」を率いてのコンサートとアカペラ教室を7月6日に開くことが決まった。
清水さんは「大掛かりなイベントからのスタートだが、強力なメンバーが一緒に頑張ってくれるので心強い。アマチュア演奏家が出演する機会も多く設けたい。アカペラ教室で興味を持った人たちに出演してもらうのも楽しみ」と話す。
一緒に企画する日台美知代さん(馬場町)、島田眞理子さん(ハイランド町)、小林愛美さん(馬場町)も、「イベント企画に携わりながら、みんなで音楽を楽しんでいきたい」と話している。
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