初の体験学習旅行受け入れ〜峰の原協議会が地域資源活用し

2013-06-01 07:00 am by 須坂新聞

観光 icon 千葉市立幕張本郷中学校の3年生はこのほど、峰の原高原体験学習旅行協議会の誘致を受け、同高原のほか、須坂市内で農村体験や商業体験に汗を流した。同会にとって初の誘致が成立。高地と平地の各団体が連携しての須坂観光のモデルとして期待される。
 同校一行約240人は高原ペンション13軒で2泊。高原では豊かな自然の中で山菜や山野草などに親しんだほか、各ペンションではオーナーの体験談や趣味を通した交流を楽しんだ。農村地区ではリンゴやブドウなどの農業体験。市街地では蔵の町並み散策、おやき作りなどを体験した。
 このうち観光交流センターでは絵かき煎餅に挑戦。須坂煎餅堂(東横町)代表の塩野真奈美さんを講師に、生徒らは真剣な表情で取り組み、「色のバランスなど難しかったが面白かった」と話していた。クラシック美術館では、匂い袋作りを体験し「好みの匂いを混ぜて、オリジナルの匂い袋ができた」と喜んでいた。
 同協議会は平成22年、ペンションオーナー15人が平地の商業・農業・観光との連携で市全体に観光客を増やすことを目的に設立。将来的な観光客獲得のため、中高生を対象に誘致してきた。
 今回の体験学習を通して生徒らは「須坂の人と触れ合い、さまざまな話や体験ができて良かった」。引率の教師は「皆さんに温かく迎えてもらった。生徒の笑顔に充実感を感じた」と喜んでいた。 
 同会会長の古川茂紀さんは「オーナーは孫のような生徒に体験談を聞かせ、生徒は興味深く聞いていた。お互いに刺激を受けるなど、今後の交流につながる印象を受けた。観光協会などとの連携で体験学習が充実した。須坂観光の1つのモデルになったと思う」と話していた。

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