東大研究室が新たに参加〜蔵の町並みキャンパス

2013-06-01 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 蔵の町並みキャンパス推進協議会(神林章会長)は23日、旧上高井郡役所に大学・短大・高専教授や企業、関係団体、市関係者の約20人が出席し、8年目の事業を決めた。新たに東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究室が「地域資源の活用によるまちづくり〜文化施設・蔵の町並みキャンパス事業を通じて」と題し、実地調査やヒアリング、アンケート調査を行う。
 須坂市内を教育機関の研究や授業のフィールドに活用し、大学のないまちの活性化を目指す取り組み。24年度は延べ1,200人(23年度1,100人)が来訪した。参加は信州大学教育学部・工学部、清泉女学院大学、県短期大学、長野高専、文化学園大学、東京工科大学、東京大学。本年度の事業テーマと主な内容は次の通り。
 ◇信大教育学部 SUZAKART2013=商店をイメージ化して小学生と小品を制作、展示◇信大工学部 蔵の町並みキャンパス=民家の再生、街区の再生をテーマに建築設計製図◇清泉女学院大学 須坂の町を歩こうプロジェクト=JR東日本「駅からハイキング」のコースづくり
 ◇県短期大学 須坂の食の歴史と文化を学ぶ=施設見学、おやき作り体験を通じて地域文化の展開と可能性を考える◇同 須坂に残る蔵の町並みや昔のくらしを探訪し、訪れる人に親しみを持ってもらえるようなクイズを作成する=田中本家博物館、須坂クラシック美術館、まゆぐら、笠鉾会館、市立博物館など見学。蔵の町並みを散策し歴史的景観の特徴を学ぶ◇同 卒業研究=須坂クラシック美術館、笠鉾会館、民俗人形博物館、版画美術館、動物園など訪れ、文化、歴史を学ぶ。市の情報発信について聞き取り調査を実施
 ◇長野高専 蔵の町並みキャンパス=古い建築物の障子やふすまを採寸し、建具の詳細図を作成。店舗併用住宅の設計により提案◇文化学園大学・東京工科大学 古民家再生プロジェクト=仁礼町・篠塚邸で夏・秋・春合宿し、ワークショップや農業体験、古民家改修◇東京大学 地域資源の活用によるまちづくり〜文化施設・蔵の町並みキャンパス事業を通じて=文化政策を柱としたまちづくり提案のため、地域資源・文化施設の活用とネットワーク化に向け、地域資源の特性を研究
 予算は163万円。内訳は市負担金100万円、繰越金63万円(蔵の町並みキャンパス事業基金)。

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