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朝の小学校で読み聞かせ〜日野小の保護者らが大臣表彰

2013-05-25 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 　日野小学校の保護者や地域の女性らで活動する読み聞かせボランティア「たんぽぽの会」（清水美奈子代表、14人）はこのほど、「子どもの読書活動優秀実践団体」として、文部科学大臣表彰を受けた。日野小の各クラスを巡回して年間約70回の読み聞かせを行うほか、他校や保育園、福祉施設など多方面に出向くなど、長年にわたる積極的な活動が認められた。
　17日の１年松組の教室では、塚田由実さんが自宅から持ってきた３冊の絵本を読んだ。児童たちは床に腰を下ろして塚田さんの声と絵本に集中。読み聞かせに反応して声を発したり、愉快な場面では笑い転げるなど、にこやかに１日のスタートを切った。
　代表の清水さんは「聞いてくれる人がいて、毎回読み聞かせの場を提供してもらえること、そして気持ちよく送り出してくれる家族がいることすべてに感謝です。また子どもが学校を卒業してからもこの会に残って活動する同じ価値観の仲間がいるからこそ続けてこられた。これからも楽しみながら、細く長くやっていきたい」と話している。
　同会は平成12年10月、当時の保護者有志が、本を通じて豊かな心を育んでほしいと、読み聞かせ活動をスタート。現在は会員が分担し、火曜日は隔週で３・４年生と５・６年生の全クラス、金曜日は毎週１・２年生の全クラスを朝の授業前に訪問。効果音を取り入れたり、時には手作りの大型絵本、OHPを活用するなど、さまざまな手法で本の楽しさを広めている。