残暑から梅雨入り前へ〜市内4校が新緑の運動会

2013-05-25 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 例年、プール活動の終了とともに、須高の秋の風物詩になっていた小学校の運動会が変わりつつある。今年は須坂市内の4校が厳しい残暑が残る時期の開催から、梅雨入り前の5月、6月にずらした。熱中症予防の観点だけでなく、台風などの天候不順に左右されることなく、さわやかな空気の中で練習に集中できるなどの利点が期待される。

 きょう25日に運動会を開く日滝小学校は、昨年秋の運動会直後、新年度の5月開催を決定。いつもより4ケ月早い運動会に向け、春の雪解け時から積極的に体を動かす機会を設けてきた。以前から運動会の時期をずらしてはどうか―という保護者の要望もあったという。
 鎌野登美子校長は「子どもたちの成長を発揮する場の運動会が、最近は熱中症対策に気を取られることが多くなっていた。しかし今の時期なら暑いといっても、風はさわやかで木陰に入れば涼しい。1年生は入学して間もないが、種目を減らすことはなく、今できることを無理なく練習してきた。地域の方にもご理解いただき、ありがたい」と話している。
 21日の2時限目は5、6年生約100人が体育館で組み体操の練習に励んでいた。3人、5人、10人のタワーはまだ完成形とはいえないが、宮嵜秀文先生の「上体を起こして」「「こらえて」「ゆっくり、ゆっくり」の掛け声と、周りで補助する児童たちの熱い視線を受け、土台の児童たちはじっと歯をくいしばり、頂点に立つ児童は恐る恐る立ち上がって両手を広げた。この日は4基の10人タワーのうち、3基が成功した。
 進級して間もないため体が未発達な面もあるが、みんな本当によく頑張っている―と宮嵜先生。「地域や保護者の皆さんには当日を楽しみにしていてほしい」と話した。
 このほか、日野小と仁礼小は6月1日に実施予定。森上小は6月15日に予定し、例年6月に行っていた校内音楽会を11月1日にずらす。このほかの小学校は9月の開催。
 また、長野市教育委員会によると、6月に開く小学校は本年度28校(55校中)。24年度は20校(56校中)、23年度は12校(同)だったという。

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