3年連続で全日本の強化選手に〜須坂市空手協会の木原妃菜さん

2013-05-18 07:00 am by 須坂新聞

スポーツ icon 全日本空手道連盟はこのほど、東京の日本空手道会館で全日本ジュニア強化選手の選考会を行った。須坂市空手協会の木原妃菜さん(墨坂中3年)が女子組手14、15歳54kg以下級で合格し、3年連続で強化選手に選ばれた。「世界チャンピオンの目標達成に一歩でも近づくために、気を緩めず選考会に向けて練習を頑張ってきた」という木原さんは「緊張したけど、コートに入ったら冷静に集中して自分らしい試合ができたのですごくよかった」と喜んだ。
 選考会は同連盟がジュニア選手の育成を目的に、全国大会で上位に入賞した選手などを対象に毎年行っている。ナショナルチームのコーチや監督が選考委員として審査する中で、男女それぞれ形1部門、組手は階級別に3部門で行われた。中学1、2年と連続で強化選手に選ばれている木原さんは同連盟の推薦を受けて出場。実力を存分に発揮して2試合に勝利し、合格者(3人)に選ばれた。
 過去の2年間は強化選手として合宿に参加しただけだったが、今季は11月にアジア選手権や世界選手権が控えている。しかし大会に出場するためには今後の合宿の中で行われる代表選考会で日本代表(1人)に選ばれなければならないことから、「世界チャンピオンを目指すために、まずは選考会に合格したい」と意気込んでいる。
 また、今季は全国中学生大会が地元長野市のビッグハットで8月に開催される。「世界チャンピオンになる前に、まずは国内で勝ちたい。全国優勝を目指し、集中して普段の練習から気合いを入れてやっていきたい」と闘志を燃やしている。
 市空手協会副会長で須坂道場代表の渡辺利夫さんは「選考会は満点の出来で、素晴らしかった。いいチャンスに恵まれている。代表で戦うからにはチャンピオンを目指してほしい」と期待している。
 写真は今年3月に北海道で行われた第7回全国中学生空手道選抜大会の中学2年女子組手の部で5位に入賞した木原さん。

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