2013-05-11 10:41 am by 須坂新聞
今年須高地区で火災が異常発生し、特に須坂市で住宅全焼火災が続発していることを本紙でも再三報道しているが、6日、心配されていた住宅全焼火災が東横町で発生、ついに6件目となり、同本部では「まだ暖房器具が必要な寒い日が続き、日中は乾燥するなど、今年は例年以上に火災が発生しやすい状況になっている。火の取り扱いには細心の注意をお願いします」と呼び掛け、予防啓発やパトロールに一層力を入れている。
同本部によれば、8日現在、須高では29件の火災が発生、前年同日に比べて件数で17件増、死者で2人増、負傷者で6人増。昨年1年間の火災件数は30件で、4カ月強でほぼ同数になっている。
火災の種別は建物11件、車両2件、林野1件、その他(下草火災など)15件。市町村別は須坂市18件、小布施町7件、高山村4件。
このうち、住宅全焼火災は2月23日に南小河原町、3月3日に亀倉町、11日に横町、22日に米子町、4月11日に八幡町、5月6日に東横町で発生、3人の尊い命が奪われ、4人が負傷している。須高の住宅全焼火災は平成22年が1件、23年が2件、昨年はなく、異常な状態が続いている。
同本部では「衣類に知らぬ間に染み付いた油が暖房器具に熱せられて発火することもあり、燃えやすいものを暖房器具のそばに置かないことや、台所・たばこなど身近な火の始末を完全に行う気配りで火災は減らすことができる。また、長野地方気象台から火災気象通報が連日発表され、防災行政無線でたき火の中止を要請しているが、そのような中でも下草火災が発生している。自分は大丈夫、今までのやり方だから大丈夫と思わず、より徹底した火の取り扱いと管理をお願いします」と呼び掛けている。
2013-05-11 10:41 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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