住宅全焼が既に4件も〜異常発生で「一層の注意を」

2013-04-20 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 山林火災や下草火災の発生防止を重点とした須坂市消防本部独自の「春の特別火災予防運動」が18日から22日までの5日間繰り広げられている。
 今年は須高で火災が異常発生し、特にこの時期は空気が乾燥して風が強い日が多く、ちょっとした油断で短時間に大きな火災になることから、同本部では啓発やパトロールに一層力を入れている。
 同本部によれば、16日現在、須高管内では24件(須坂市16件、小布施町5件、高山村3件)の火災が発生、前年同日の7件に比べて3倍以上も増加している。24件の内訳は建物9件、林野1件、車両2件、その他(下草火災など)12件。死者は3人で2人増、負傷者は7人で7人増。
 今年は住宅全焼という大きな火災がいずれも須坂市で4件(2月23日に南小河原町、3月3日に亀倉町、3月11日に横町、4月11日に八幡町・消防本部提供)発生し、3人の尊い命が奪われている。
 住宅全焼火災は一昨年は2件、昨年はゼロだった。また、たき火が原因と思われる火災も10件以上あり、同本部では「暖房器具の近くに燃えやすいものは置かない、たき火は水で完全に消火することなど、基本的なことを再認識してほしい。今年のケースでは3日前に畑で燃やした木が完全に消火せず、強風により火災を引き起こした。今までの慣習や意識を変え、より慎重な取り扱いと徹底した管理をお願いします」と呼び掛けている。
 なお、同運動の一環として、あす21日午前9時から10時まで塩野町の塩野ふれあい広場一帯で市消防本部と市消防団が山林火災防御訓練、午前11時から市消防団第8分団(高甫地区)がラッパパレードを行う。また、須高危険物・防火管理協会が午前10時から同本部前庭で老朽化した消火器を回収する。

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