桜の見ごろと好天重なり「臥竜公園、すごかった」〜土・日に6万人

2013-04-20 07:00 am by 須坂新聞

観光 icon 日本さくら名所百選に輝く須坂市の臥竜公園の桜は6日に開花、その後の寒さで15日の満開までに、平成13年以降では最も長い9日間を要したが=別表参照、土曜日の13日は7分咲き、日曜日の14日は8分咲きの見ごろとなり、好天にも恵まれて、両日で推定6万人を超える人たちで「超満開」のにぎわいとなった。

 公園内の市動物園には13日に4,272人、14日に5,516人が入場、昨年の満開の週末(4月21・22日)より56.3%増え、竜ケ池のボートは両日とも239回の利用があり、同様の比較で12.5%増えた。花見ツアーのバスも13日に47台、14日に71台(昨季最高と同数)が訪れた。これらの数字や駐車場の入り込みなどから、両日で約61,000人が訪れたと推定される。
 市観光協会では28日まで「臥竜公園さくらまつり」を開催中で、見ごろ期間中はライトアップを実施、日中の華やかさとは趣きを変えた幻想的な夜桜が訪れた人の目を楽しませている。
 15日午後に訪れた愛媛県宇和島市の千葉清志さんは取材に「小布施町での商用の帰りに初めて立ち寄った。四国の桜は既に終わっているが、再び美しい桜を見ることができてとてもよかった。日本百選と言われるだけあって、池とのコラボレーションが特に印象に残った」と話していた。
 また、公園管理事務所職員で、動物園入場券の販売業務が8年目となる飯嶋美紀さんは「満開の土日が2日とも好天になったのは久しぶりで、すごい人出だった。窓口から見える場所には例年なら人と人の間に隙間が見えるが、今年は埋め尽くされていた。また、よく買い物をしてくれているようで、買い物袋を持って歩く人がとても多い感じがする」と経験者ならではの視点で振り返っていた。
 臥竜公園には約20種類の桜が変化に富んだ場所に約600本(竜ケ池の周りには160本)あり、木々の状況はさまざまだが、今後もイベントが多数予定されているだけに、観光・公園関係者は「少しでも長く見ごろが続いて」と願っている。
 なお、臥竜橋近くの西口駐車場は改良工事により、従来より15台多い50台の収容が可能になり、アスファルト舗装も施され、3月下旬に完成した。

2013-04-20 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。