復興願い須坂の緑桜贈る〜栽培者羽生田郁雄さんが栄村に

2013-04-13 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 新品種に登録される緑桜「ソノサトキザクラ(園里黄桜)」と「ソノサトリョクリュウ(園里緑龍)」の栽培者羽生田郁雄さん(74、須坂市豊丘上町)は12日、2年前の県北部地震で被災した栄村にそれぞれ2本ずつ(合計4本)を寄贈した。「この桜が震災から復興を果たす村の『福光(ふっこう)桜』になればうれしい」と話す。贈った桜は接ぎ木して2年目。高さ2.3m。花芽がたくさん付いている。
 桜の苗木の寄贈は須坂市制施行50周年の年(平成16年)から始め、10年目を迎える。総数はこれまでに200本近いという。
 今月は、新生病院と豊丘小へソノサトキザクラ、ソノサトリョクリュウ、ロトウザクラを各1本ずつ贈った。9日には坂城町へソノサトキザクラ、ソノサトリョクリュウを各2本(計4本)贈った。
 栄村へは昨年計画したが、大雪の影響で1年延期したという。昨年は東日本大震災の被災地の東北(宮城県山元町・石巻市・塩釜市、青森県三戸町)へも贈った。
 羽生田さんは「桜は大勢が見るので公的場所へ贈っている。営利は目的としない。須坂市で、豊丘で産まれた桜を広め、見て心を癒やしてもらえればそれでいい」と話す。
 先ごろ、8年間務めた信州すざか農業小学校豊丘校の校長を退任した。臥竜公園桜守の会の会長を務める。本業は酪農業。

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