【巣立ちの春】小学校695人、中学校696人が希望を胸に卒業

2013-03-24 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須高地区の小中学校で18、19日、卒業式が行われた。各市町村の教育委員会によると、本年度の卒業生は須坂市が小学校531人、中学校516人、小布施町が小学校111人、中学校101人、高山村が小学校53人、中学校79人。
 このうち、井上小では18日、真新しい制服姿の56人が卒業した。教職員や在校生らに見送られる中、表情を引き締め、6年間の小学校生活に別れを告げた。
 式では藤岡治校長が一人ひとりに卒業証書を授与。続く式辞で、6年生が昇降口でハイタッチ運動を行い学校を盛り上げたことや、大雪の日に地域公民館の庭を自発的に雪かきをした姿などに触れ、「自分で考えて行動でき、感謝の気持ちと思いやりを持つ皆さんは井上小の誇れる卒業生。自信を持って前へ進んで」とエールを送った。
 また在校生は、さまざまな面でやさしくしてくれた卒業生への感謝の気持ちを“呼びかけ”で表現した。それに応えるように、卒業生は澄みきった歌声で「巣立ちの歌」を披露。最後は全校で「またあう日まで さようなら」を歌い合った。
◇  ◇  ◇
 一方、19日に行った相森中の卒業式では、卒業生162人一人ひとりが、9年間の義務教育を終えた証の卒業証書を後藤昭彦校長から受け取り、教職員や在校生、保護者らに見送られながら、それぞれの進路に向かって学びやを巣立った。
 後藤校長は運動会や校内音楽会、生徒会活動などでの3年生の姿を振り返り「立派だった」とたたえ、「皆さんがこれから歩む道は苦労の連続かもしれないが、苦労をした人ほど何げないことに幸せを感じ、多くの幸せを感じることができる。大人になることを急ぐ必要はない。じっくり考え、悩むことも大事」と呼び掛けた。
 卒業生代表の湯本明日佳さんは部活動や生徒会活動など3年間を振り返って、恩師や仲間たちに感謝の言葉を述べ、「相森中学校での経験を基に、自分たちが選んだそれぞれの道を力強く歩んでいきたい」と誓った。
 式終了後に各クラスで最後の学活を終えた卒業生たちは、昇降口前で恩師や仲間と記念写真を撮るなど、いつまでも別れを惜しんでいた。

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