北信濃3市長が「連携」強調〜STVなど3局特番で

2013-03-03 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須高ケーブルテレビ(STV、須坂市北横町、丸山康照社長)や中野、飯山の北信濃CATV3局は22日、三木正夫須坂市長、池田茂中野市長、足立正則飯山市長をパネラーに共同特別番組「地域から全国へ〜北信濃の未来を語る」をSTV本社で収録した。北陸新幹線の金沢延伸開通まで2年余に迫る中、千曲川流域基幹自治体3市の結びつきを深め、今後の連携成果を期待して開いた。コーディネーターは笹本正治信大副学長。
 STVが企画運営する1時間番組を3局が3月1日から同時一斉放映する。
 収録で三木須坂市長(63、3期目)は「金沢延伸は大きなチャンス。北信濃の3市や他市町村との連携が大事になり、世界へ発信のチャンス。郷土食や野菜、果樹、米など地域食材が飲食業界にも評価されている。市民と共創の理念を共有し、10年、20年先を見据えた地域活性化や基盤づくりを行っている」。
 池田中野市長(59、1期目)は「時間距離が短縮され、人流が増える新幹線開業に期待している。3市で連携し、地域をもり立てることが必要だ。豊富な農産物を来て食べてもらい、3市でどう外へ売るか。生産地は観光資源。うまい物が市内にあると市民に知ってもらうことも必要」。
 足立飯山市長(61、1期目)は「飯山駅は形が見えるようになってきた。北信への誘客をみんなで協力する広域連携組織ができた。自然豊かで農産物がおいしく、歴史文化や伝統が残る3市は魅力的な地域。1市だと限られてしまうが、観光客に行政区画は関係ないので大きなエリアで展開することが大事だ。食の連携は大きな魅力になる」と語った。
 北信濃の歴史文化に詳しい笹本信大副学長は「一人一人の魅力がある北信濃は、市域を越えた独特のイメージができてきた。人々は歴史や食べ物、伝統など地域の特色を見に来るので連携して前へ進もう。震災の経験から安全な食材の素晴らしさに市民が気づき、一人一人が広報し外へ売っていく。地域を学ぶことで市民に誇りが生まれ、3市が北信濃になる。世界へ発信するグローバル人材も育てたい」と指摘した。
 企画した丸山社長は取材に「北信濃の連携を全国へアピールするため、今後2年間に一つでも3市の連携が実現するよう3市長に投げかけ、収録に至った。3カ月に1回のペースで農業や食、文化、観光など分野を区切って3市長と続けたい。一方で北信濃の町村長とも行いたい。放映後の反響を次の収録に生かしたい」と述べた。
 3市長の3局同時放映は初。3月1日に放映し、4日〜7日の午前9時からと、8日は9時、正午、午後2時、5時、8時、10時の1日6回放映。
 3局の対象世帯数は約54,000世帯。加入世帯は25,000世帯。対象はSTVが須高。テレビ北信は中野市、山ノ内町。iネット飯山は飯山市。

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