須坂に7店〜今、増えているのは?

2013-02-10 07:00 am by 須坂新聞

工業・商業 icon 須坂市内で近年、コインランドリーが増加している。以前は主に独身者向けのイメージがあったが、最近では大物が洗濯できたり、携帯電話で利用状況を確認できるなど、性能やサービスの向上に加えて、日常の忙しさ、ライフスタイルの多様化、花粉症などのアレルギー対策などもあって幅広い年代が利用しているようだ。
 4日午前、月曜日の昼間だが村山町のコインランドリーは常時、2〜5台ほどの洗濯機や乾燥機が稼働し、利用者が頻繁に出入りする様子が見られた。
 主に乾燥機を利用するという永田芳子さん(62、北横町)は「元々は花粉症で屋外に洗濯物を干せないので使い始めた。仕事が病院勤務で不規則なので、洗濯物の量が多くても20〜30分で乾いて片付くので便利。今ではほぼ毎日来ている」という。
 須坂新聞が調べたところ、須坂市内には現在、コインランドリーが7店あり、半数以上は最近10年以内にオープンした。
 市内で3店舗を経営する金箱商店の金箱一夫社長(南原町)によると、忙しい子育て世代や年配者の利用が増えており、乾燥機のみの利用が多いという。
 「洗濯物を干して取り込む手間などを考えると短時間で済むことや、全自動で操作が簡単になったことなどがある」とみている。
 ほかにも、不規則な勤務時間や共働きの増加、花粉・ダニ対策、毛布やこたつ布団などの大物が洗えるようになったことなども背景にあるという。
 最近のコインランドリーは全自動で洗濯から乾燥まで1時間ほどででき、靴専用の洗濯乾燥機なども備える。携帯電話で空き情報が確認できたり、終了5分前に連絡が入るサービスもある。
 八幡町の30代の主婦は「近所にできたので週2〜3回使うようになった。パートが終わるのが夜なので、仕事の前に寄って乾かしてから行く。乾燥だけなら数百円で済むのでいい」と話した。
 金箱社長は「今後も特に乾燥機の需要はあると思う」という。

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