【犯罪減少率】関東管区で最大〜須坂署管内38%減

2013-02-10 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂警察署が昨年1年間の管内の刑法犯罪の発生状況をまとめた結果、発生は315件で、前年に比べて193件、38.0%減少した。この減少率は県内22署はもとより、関東管区9県の285署の中でも最大の減少率となり、同署の平林誠署長は「ボランティアと協働したパトロールの強化や防犯カメラの設置など、自治体と住民が一体となって防犯活動に取り組んだ成果。これからも地域ぐるみで安心・安全のまちづくりに全力で努めていきたい」と話している。

 昨年の須高全体の発生件数は最悪だった平成13年の30%以下にまで減少。特に須坂市は前年比172件減、40%を超える減少率を示した=別表参照。
 犯罪区分では窃盗犯が242件で全体の76.8%を占め、ほかは粗暴犯19人、知能犯6人、風俗犯7人、その他41人。手口別では事務所荒らし以外はすべて減少。減少率の高い順から▽自販機ねらい=15件→1件(93.3%減)▽オートバイ盗=12件→2件(83.3%減)▽車上ねらい=58件→19件(67.2%減)▽強制わいせつ=3件→1件(66.7%減)▽空き巣=18件→7件(61.1%減)▽出店荒らし=5件→2件(60.0%減)▽自転車盗=125件→70件(44.0%減)―などとなっている。
 このほか、20歳未満の少年非行では15人を検挙補導した。前年より21人少なく、60%近い減少率を示した。年齢は▽小学生以下0人=前年も0人▽中学生4人=8人減▽高校生6人=8人減▽その他5人=5人減。15人中7人が初発型非行で、内訳は自転車盗3人、万引2人、占有離脱物横領2人。
 特殊詐欺は須坂市で2件(前年は1件で被害額34万4,000円)発生した。1件目は1月、架空請求詐欺で2万6,000円の被害。偽の出会い系サイトの料金請求に騙された。2件目は12月、ギャンブル必勝法情報提供名目の詐欺で590万円の被害にあった。宝くじのロト6の当選番号を教えるという偽の電話に騙された。
 なお、関東管区(長野・新潟・群馬・栃木・埼玉・山梨・神奈川・千葉・茨城)の減少率上位署は①須坂38.0%②五泉(新潟)33.8%③阿南(長野)31.4%④阿賀野(新潟)31.4%⑤小千谷(新潟)30.4%⑥桜川(茨城)30.1%。上位5署を信越両県で占めている。

2013-02-10 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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