須坂ニュース

2013-02-03 07:00 am by 須坂新聞

　須坂市保健補導員会は、長年にわたる体力づくり普及活動が評価され、全国10団体の一つで25日、「体力つくり国民会議議長賞」に輝いた。29日、中嶋ゆり子会長（第28期）と田中一枝理事が市役所を訪れ、三木市長に報告した。
　主催は文科省と生涯スポーツ・体力つくり全国会議実行委員会。大臣賞３団体に次ぐ受賞で県内では１団体。
　昭和53年から体力づくり講習会を開き、会員や市民が生活の中に運動を取り入れることを推進。昭和56年からは体力づくりの委員会を設置し、組織的・継続的なウオーキングを普及。町・ブロック単位でのウオーキング講座の開催や独自の健康体操の普及も。減塩・禁煙運動など広く健康増進活動を進める。
　宮崎で開いた「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」に出席した中嶋会長は、450人の中で栄誉を受けた。
　「役員、会員が積み重ねた活動が立派だとあらためて感じた。見たこと、聞いたこと、味わったことは財産になるので、275人の会員には大変さを乗り越え、欲を持って携わってほしいと話したい」と取材に答えた。
　先ごろ、他界した市保健補導員会初代会長市川さくえさん（享年100歳）について、「戦中・戦後に苦労された分、豊かな人生を過ごされた。健康長寿は保健補導員の見本。生き方を学ばせていただいた」と述べた。

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