農家、観光地に降雪被害

2013-01-19 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 発達した低気圧の影響で、14日から15日にかけて全国的に大雪に見舞われた。須高地区の被害について、JA須高によると、ブドウ棚のパイプが折れるなどの被害が約80カ所の畑で約800aに及んだ。須坂市は高甫から井上地区にかけて約60カ所の約650a。高山村は紫地区など17カ所約150a。小布施町は1カ所。
 須高の多い所で40〜60cmの降雪。雪によるブドウ棚被害は平成15年12月以来という。
 JA須高は取材に「今回は湿気を含んだ重い雪のため被害が拡大した。復旧はぶどう部会を中心に助け合いの精神で進めていきたい」と話している。
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 高山村紫で巨峰を栽培している村内の男性は、8aのブドウ棚の一部が積もった雪の重みでつぶれた。
 「前日(14日)に見た時はなんともなかったので、来て見て驚いた。ブドウの木は折れていないのでなんとかなるかもしれないが、支柱などは折れているので使い物にならない。新しく棚を作ると100万円以上かかると思う」と肩を落としていた。
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 「日本の名松100選」に選ばれる須坂市・臥竜山の松と、「日本のさくら名所100選」に選ばれる臥竜公園の桜は15日朝、被害が確認され、安全確保などの対策を講じた。竜ケ池周辺や山中でアカマツ20本が倒木や枝折れし、池周辺ではソメイヨシノやエドヒガンなど桜15本が枝折れなどした。
 湿った重い雪を枝に載せ、支えきれなくなった松が5本、胴折れし倒木した。写真は池の南側。山腹の高さ25mほどのアカマツ(樹齢100年と推定)が胴折れし、下のアカマツに当たり、2本の玉突きで周遊路近くへ倒れた。
 池の東側では高さ25m、幹回り1.5mほどのアカマツ(樹齢100年と推定)が胴折れし、周囲の桜を傷つけ、周遊路に横たわったため、通行の妨げになる部分を撤去した。
 このほか、百々川緑地の松や桜など被害は広範囲に及んだ模様。

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