人間にはできない活躍に期待〜須坂署2頭を「警察犬」に委嘱

2013-01-13 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂警察署は7日、県警嘱託警察犬の委嘱式を同署で開いた。管内では、高山村千本松の山崎周二さんが所有する8歳のオスと須坂市米持町の遠山景行(ひろゆき)さんが所有する4歳のオスの2頭が委嘱され、平林誠署長から嘱託書を受け取った。嘱託期間は12月31日までの1年間。
 山崎さん(54)は会社員の傍ら、昭和60年から現在まで継続して嘱託警察犬の委嘱を受け、指導手(所有者)として活躍。これまでに休日、昼夜、範囲を問わず犯罪捜査や行方不明者捜索などで140回以上、昨年も11回(うち須坂署管内で4回)出動し、数多くの成果を上げてきた。「これまで管内では1頭だけだったが、今年は2頭になり、仕事がやりやすくなった。連携をとりながら、犯罪のない地域のために協力していきたい」と話す。
 遠山さん(28)は昨年までの2年間群馬県警から委嘱され、今年長野県警から初の委嘱を受けた。日中はペットショップに勤務、犬の訓練士として活動している。「長野県警からは初めての委嘱となるので、要請を受けた際にはきっちりと責任を果たしたい」と話す。
 県全体では33頭に委嘱。平林署長は「警察犬は人間にはできない仕事があり、日頃の飼育や訓練に敬意を表すると共に活躍に期待している」と激励した。

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