精神保健福祉で大臣賞〜宮下医院の宮下俊一院長

2012-11-23 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 医療法人ミヤシタ理事長で内科・神経科宮下医院(須坂市高梨町)の宮下俊一院長(72、医学博士)は、本年度精神保健福祉事業功労者に対する厚生労働大臣表彰に輝き、15日、市役所で山崎宗広・県保健福祉事務所長から伝達された。
 宮下院長は長野市出身。信大医学部助手・講師を経て昭和51年、県立須坂病院に赴任。昭和55年に開業。須坂で通算37年目。
 精神障害者家族会の立ち上げを支援し、市福祉事務所嘱託医として現在まで精神症状のある生活保護受給者の医療相談に携わる。
 県保健福祉事務所が須坂市保健センターを会場に開く精神保健相談の担当医を務める。北信精神診療所医会の代表として精神医療の向上や従事者の資質向上に励む。
 須高医師会長を歴任し、長野認知症研究会代表世話人や長野刑務所嘱託医(今年7月に法務大臣表彰受賞)などで活躍中。
 平成10年には社会福祉の向上で厚生労働大臣表彰、21年には精神保健福祉の向上で県知事表彰に輝いた。
 メンタルクリニック(医院)は県内で2番目の開業という。県外からも来院者があり、患者に向き合う時間を大切にする。
 宮下院長は取材に「開業初日から現在まで患者は多いが、大学病院や大病院ではできない、出掛けて行く小回りの利く専門医を目指し、それがやれている。ただ、医者になったばかりのころは、こんなに忙しいとは思わなかった」と話す。
 自身のストレス解消は畑仕事という。「働き盛りを中心にあらゆる世代でうつ病と認知症が増えている。生活リズムも夜型が問題。早寝早起きする農村地帯は元気な高齢者が多いが、孫の世代は心配。朝練習などで部活をする子供は元気」と印象を語った。

2012-11-23 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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