初期消火で貢献〜延焼防いだ7人に須坂市消防本部が感謝状

2012-11-17 07:58 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市消防本部は秋の全国火災予防運動初日の9日、初期消火活動により小布施町と須坂市の火災の延焼を防いだ計7人に消防長感謝状を贈った。贈呈式には5人が出席、塚田茂消防長から賞状と記念品を受け取った。
 小布施町の火災は4月30日午後1時25分ごろ、六川で発生した建物火災を近くに住む長浜修さんが発見、妻に119番通報を依頼し、自らは自宅庭の水道からバケツに水を汲んで約30m離れている火元まで駆けつけて火を消す行為を10回繰り返して、初期消火に努めた。長浜さんは「反射的に行動した。当たり前のことをしただけで恐縮している」と話した。
 また、須坂市の火災は9月9日午後0時5分ごろ、松川町でたき火をしていた人がその場を離れた隙に周囲のビニールハウスなどに延焼、その模様を近くに住む倉田篤さん親子が発見。篤さんと次男寛人君(旭ケ丘小3)は住民に火災を知らせ、消火栓による消火活動を行った。長男俊輔君(相森中1)と長女彩音さん(旭ケ丘小5)は自宅脇から水道ホースを伸ばし、ガス容器が収納されているハウスや松川堤防の枯れ草への延焼を防いだ。
 この火災では同町の高橋正義さんが倉田さんの消火活動を応援。長野市高田の桜井伸太郎さんも妻の実家の畑作業中に黒煙を発見して119番通報し、現場で消火に協力した。
 倉田篤さんは13年間消防団に所属、第5分団1部の部長を務めた経歴があり「消防団の経験が生かされ、落ち着いて対応することができた」、また、3人の子どもたちは「びっくりしたけど、住宅が燃えなくてよかった」と振り返っていた。

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