須坂市高橋町の小山賢一さん〜日展で2度目の入選

2012-11-17 07:00 am by 須坂新聞

趣味・生活 icon 小山賢一さん(須坂市高橋町)は第44回日本美術展覧会(日展)の洋画部門で2回目の入選を果たした。作品は「小谷村鎌池の春」。100号の大作。12月9日まで国立新美術館(東京都港区六本木)で展覧中だ。
 小山さんは自然豊かな群馬県嬬恋村(旧小串鉱山)で少年時代を過ごした。高校、大学時代は下宿生活を送り、卒業後、両親の高山村に。19年前、須坂市に移り、須坂絵画サークルで油絵を学び、公募展へ挑み始めた。現在は示現会準会員、北信美術会会員、信州美術会会員。
 日展の出品は5年連続。入選は3年ぶり。今回の作品は今年5月の連休に初めて下見で訪れ、5月末に現地でスケッチをした。「残雪がきれいで、芽吹きはすぎ、新緑の季節を迎えていた」。
 9月になって制作を始め、10月の2週間で集中制作に取り組み、仕上げは戸隠の野外で自然と触れ合いながら完成させたという。
 小山さんは「信州の美しい自然を題材に雪を入れ、芽吹きを描いてきた。春の躍動感を表現したかった。今年は短時間で集中し、描けたことがよかった。自然の中で仕上げたので自然に近い仕上がりになった」と話す。
 審査員評は「明るくてさわやかな感じで目立った」という。
 現職は信大工学部内にある「エキゾチック・ナノカーボンの創成と応用プロジェクト拠点」の研究員。拠点長は遠藤守信信大特別特任教授(名誉市民)。

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