9月24日は「安全の日」〜自転車運転「注意して」

2012-09-30 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 平成21年9月24日、下校途中だった相森中学校の女子生徒が踏切事故で死亡したことから、同校は24日を「安全の日」と定め、毎年この日に「安全の日集会」を開いて交通安全教室を行っている。今年も同日、自転車安全教室を開き、自転車の危険性や正しい乗り方などを確認した。
 同教室には北信自動車学校、須坂警察署、県交通安全教育支援センターが講師として協力。最初に全校約450人が女子生徒の冥福を祈って黙とう。続いて、中学生の自転車事故をテーマにしたビデオの鑑賞、正しい自転車の乗り方の実践、吉川秀樹須坂警察署交通課長の講話などを行った。
 自転車の正しい乗り方では代表の生徒が見通しの悪い交差点の通行方法の指導を受け、建物が交差点の角にある場合の自転車の見える範囲を実際に確かめた。また、昼と夜の視界の違いについて同じ場所の写真を見比べ、いかに夜が見えにくく注意が必要かを学んだ。
 須坂署の吉川交通課長は「須坂市では8月に乗用車と出合い頭に衝突した自転車の男性が死亡する事故が起きている。一方で、自転車が歩行者を負傷させる事故も増えている。自転車は乗ったら自動車と同じ車両、安全確認を十分に行い、自分の命を大切にして」と呼び掛けた。生徒会安全委員会の島田泉吹委員長は取材に「今年度相森中は自転車安全利用モデル校にもなっているので、きょうはとてもためになることを教えていただいてよかった」と話していた。
 須坂署管内の昨年の自転車事故は前年比11件増の34件で、10人増の34人が負傷した。今年は25日現在16件(前年同日比7件減)発生し、1人が死亡、15人が負傷している。

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