上高井七団体が特別支援学校などで県に要望〜高等部設置表明は25年度に

2012-09-23 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 上高井教育七団体連絡会(中沢守議長)は13日、県教委を訪れ、「須高地区へ県立特別支援学校高等部の設置を求める要望書」「高校再編に関する要望書」「生徒募集定員・高校入試制度に関する要望書」「平成25年度教育予算に関する要望書」を提出した。また、県議会を訪れ、「須高地区へ県立特別支援学校高等部の設置を求める請願書」を提出した。19日には知事部局を訪れ、「須高地区へ県立特別支援学校高等部の設置」を要望した。
 県教委へ提出した要望は1.須坂市立須坂支援学校の児童が高等部に入学となる平成28年度には、県有施設を使って須高地区に県立特別支援学校高等部の設置を2.設置の決定時期は、該当する生徒と保護者が見通しをもって安心して進学準備ができるよう、平成25年度中に決定し発表してほしい―とした。
 高校再編では1.総合技術高校の設置は円滑かつ着実な推進ができるよう、生徒たちに混乱が起きないよう配慮を。また、生徒たちが誇れる、よりよい新校を目指して今後も地元住民との意見交換の場を定期的にもうけ、進捗(しんちょく)状況も知らせて2.須坂商業高校と須坂園芸高校の再編整備実施計画に特別支援学校高等部を組み込み、平成28年度には県有施設を使って須高地区に県立特別支援学校高等部の設置を―とした。
 生徒募集定員・高校入試制度では1.平成24年度旧第2通学区への入学者は流入が多く、流出を200人上回ったことから、25年度の須坂東、須坂、須坂園芸、須坂商業、中野西、中野立志館の生徒募集定員は、進学希望者数と旧第2通学区への流出入者数に見合う定員の確保を2.入試制度は、前期選抜をはじめた経緯、実施当時の趣旨、現在実施されている入試制度のメリットとデメリットなどを再検討し、高校進学を志す生徒にとってよりよい入試制度となるように―とした。
 教育予算では、須坂支援学校の教職員配置には校長、養護教諭の須坂小との兼務の解消を、など教職員配当と学級定員に関する事項で16項目、教育費で6項目を要望した。
 須高地区への県立特別支援学校高等部設置要望について、山口利幸教育長は「長野地区特別支援学校再編整備計画(平成21年5月、県教委策定)や高校再編の跡地利用の中で一貫して考え方を申し上げてきたが、高等部の分教室設置は当然視野に入れている。28年度の開校は承知しているが、施設設備は財政的裏付けが必要。これまでは開校の2年前に表明して準備をしてきたが、3年前の25年度中との要望を頂いたのでしっかり検討したい」
 「高校再編も地元がそれぞれの自校にだけ目を奪われることなく、将来の在り方を基盤に据え、高校教育に地元で責任を持つとの姿勢に御礼を申し上げる。今までにない学科を取り入れて総合技術高校という新しい概念で進んでいるので引き続きよろしくお願いしたい」と答えた。
 県議会へは村石正郎、永井一雄、丸山栄一、小林東一郎の4県議が紹介議員となって平野成基議長に請願書を手渡した。
 内容は1.平成28年度には県有施設を使って須高地区に県立特別支援学校高等部の設置を2.設置の決定時期は平成25年度中にとした。

2012-09-23 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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