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【日滝原産業団地】コヤマが助成金認定事業者に

2012-09-22 07:00 am by 須坂新聞

工業・商業 icon 　県営日滝原産業団地（須坂市本郷町）の約2.2haに新工場を建設中のコヤマ（長野市川中島町、資本金9,800万円、小山隆宏社長）は、県の「信州ものづくり産業投資応援条例」に基づく「ものづくり産業応援助成金」が受けられる認定事業者となった。20日、県庁で阿部守一知事から事業認定通知書が交付された。助成金の認定事業件数は平成17年度から延べ47件目で、本年度は５件目。
　助成要件の、環境配慮や一定額（３億円）以上の生産設備（建物・機械等）取得、一定数（10人）以上の新規常勤雇用を満たした。生産設備取得額は21億4,000万円余を予定。雇用は新規常勤10人を予定。交付決定は操業開始後の来年だが、今回の助成額は上限で３億円（要綱では３年分割交付）。
　小山社長は「須坂工場は12月中旬〜下旬の完成を見込む。操業は来年１月中旬〜下旬を予定し、新しい設備と川中島工場からの移設などで本稼働は５月連休明けになりそう。雇用拡大も図り、県の産業にしっかり足元を固めたい」と謝辞を述べた。
　同社は昭和20年10月創業。自動車部品や油圧機器部品・建機部品、産業機械部品などを製造する。総勢550人。
　新工場は3,570平方メートルの平屋２棟（合計7,140平方メートル）。自動車部品の製造など行い、従業員は80人規模。
　席上、阿部知事は「ものづくり県を一層向上させたい。県経済の発展や雇用拡大にご協力を」と述べた。
　同産業団地は平成９年度の分譲開始から16年目。残りは3.77ha、1.87ha、0.47haの３区画（小区画のオーダーメード分譲に対応すると４区画）。