阿部知事が須坂支援学校視察

2012-09-15 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 阿部守一県知事が11日、市立須坂支援学校(白鳥徹校長)を視察し、10人の保護者と懇談した。また、社会福祉法人すこう福祉会(山口長志理事長)が運営する「ワークハウスわらしべ」(高畑町)で利用者や職員ら40人と懇談した。その後、市立須坂図書館で官報に穴を開け、ひもでつづる児童の仕事体験「ぷれジョブ」を見学。市中央公民館で児童や保護者、ジョブサポーター、須坂ぷれジョブ推進会議の会員ら30人と懇談した。
 開校2年目の支援学校は13人が通う。来年度は中学部が開設される予定。中学部の卒業後、進学する高等部を県立高校再編で空き教室ができる須坂商業高校にと要望している。
 支援学校の保護者から感想や願いを聞いた阿部知事は「高齢者や外国人、障害者などいろんな人が活躍できるよう、誰にも居場所と出番のある長野県にしたい。教育は型にはめない多様化や、個性と能力に学校が合わせられるのが理想。特別支援教育に限らず力を伸ばしてあげられる先生の質も必要。限られた財源の中で県内をみて集約か、分散かは難しいテーマ」と述べた。
 須高への高等部28年度設置についての取材に知事は「地域の声を踏まえて県教委が前向きに検討しているので県全体の配置の中で検討していく」とした。
 また、わらしべでは「障害者の法定雇用率を上げるため、企業の社長宛てに直接知事から手紙を出して問題意識を高めたい」とした。
 一方、県内初の須坂のぷれジョブ関係者との懇談では「取り組みを勉強して県内へ広げていきたい」と述べた。

2012-09-15 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。