須坂支援学校保護者会が県教委へ〜28年度高等部設置を要望

2012-09-08 10:40 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 市立須坂支援学校保護者会(小林美奈子会長)は先月31日、「須高地域への特別支援学校高等部設置」を求める要望書を県教委(矢崎和広委員長)へ提出した。開校2年目の現在、小学部に13人が在籍する。来年度は中学部が開設される予定。中学部の卒業生が平成28年度に進学する県立の高等部分教室を、高校再編(須坂園芸、須坂商業の統合)によって空き教室ができる須坂商業高校に設置してと要望した。
 要望趣旨には「須坂支援学校の開校により『地域の子どもは地域で育てる』教育環境が整いつつあることを踏まえ、須高地域への平成28年度特別支援学校高等部設置を早急に進めて」と記した。
 提出を受け、山口利幸教育長は「市や市教委など地元の強い要請に対して、県は28年度高等部設置の方向がぐらついているわけではないが、須坂商業の跡地利用の議論もあり、高校再編とも絡んでいる課題。27年度に立ち上げの準備をするには、26年度に意向表明をと考えている。いい形でモデルにしたいので一生懸命頑張りたい」と述べ、要望に沿って受け止めていることを強調した。
 退席後、小林会長は取材に「現6年生だけでなく、後に続く子どもたちと保護者が安心して通える場所が市内にあると幸せ」と答えた。前会長の丸山一代さんも懇談の席で「先の見通しが立つと安心して中学部にも通える」と述べた。
 要望書の提出には須坂小と須坂支援学校のPTA会長富沢一明さん、支援学校の高山和弘教頭が同席した。

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