相森中3年連続、東中は初〜県吹奏楽コンで金賞東海大会へ

2012-08-25 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 第52回県吹奏楽コンクール(県吹奏楽連盟など主催)の中学校部門はこのほど、県伊那文化会館で開かれた。A編成(50人以下)で相森中、B編成(30人以下)で東中が金賞に輝いた。両校は県代表にも選ばれ、相森中は3年連続できょう25日に静岡県、東中は初めてあす26日に愛知県で行われる東海大会に出場する。A編成の墨坂中は銀賞、小布施中は銅賞だった。
 A編成には各地区の代表50校が出場。相森中は48人(3年24、2年16、1年8人)で課題曲「行進曲『希望の空』」、自由曲「歌劇『トゥーランドット』より」を演奏。審査員からは「柔和なサウンドが魅力」「曲の良さを積極的に表現しようという姿勢が良い」などの評価を受けた。
 練習では「音程」と「リズム」をしっかりそろえることを大切に取り組み、地区大会から県大会までの1週間は毎日約12時間という猛練習で音楽をつくり上げてきた。
 本年度から顧問を務める村上恵美子教諭は「自分たちの音楽をいいものにしようという生徒一人一人の頑張りがステージの上で形になった。今の段階ではベストな、集中力のあるいい演奏だった」とたたえた。
 部長の湯本明日佳さん(3年)は「課題も多いが、いつも通りの演奏ができた。プレッシャーもあったけど、代表に選ばれてうれしかった。東海大会は今までやってきたことを全て出して、自分たちの納得できる演奏をしたい」と話している。
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 B編成には各地区の代表25校が出場。28人(3年10、2年8、1年10人)で臨んだ東中は自由曲「繭の夢〜竜の舞う空」を演奏。審査員からは「勢いのある演奏でサウンドも技術力も高い」「丁寧で幅広いダイナミックな表現の演奏だった」などの評価を受けた。
 観客に曲のイメージをいかに伝るかを重視し、練習では生徒自らが練習内容を提案するなど、部長を中心に自分たちでしっかり考えて活動してきた。
 本年度から顧問を務める朝日真理教諭は「地区大会からの約2週間で生徒たちの意識も変わり、表現の幅が広がった。県大会では課題も改善された。本当によく頑張った」とたたえた。
 部長の寺沢瑞希さん(3年)は「地区大会よりもみんなの気持ちが一つになって演奏ができた。1年のときから東海大会を目指してやってきたので、代表に選ばれてうれしかった。東海大会は全員の表現力で1位の朝日賞(特別賞)を取れるように頑張りたい」と意気込んでいる。

2012-08-25 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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