2012-07-08 07:00 am by 須坂新聞
JA須高は今月27日、井上地区の旧デイサービスセンター桐の里(幸高町)を改装して直売所を出店する。須坂、小布施両店と共に農家手取り向上による農業振興を目指す。名称は一般公募から選び、お百SHOPいのうえ桐の里とする。
新設の直売所は鉄骨2階建て、1階約130平方メートル、2階約60平方メートル。果樹、野菜と共にジェラート、フルーツドライなどの加工品をそろえる。須坂長野東IC周辺で須坂の南の玄関口に位置することから、観光客の利用も狙う。駐車は西側の共選所駐車場も利用できる。設計は全農。施工は八田建設。
会員は正組合員93人でスタートし、安心安全の商品の提供を心掛ける。会員と消費者とが交流する魅力もある。小布施店で現在採用する産直管理システムを導入。携帯端末で売上状況を生産者に随時知らせ、不足品を補充できる。
平成23年度直売所売上高は須坂店3,311万円、小布施店8,693万円。全体では前年比1.8%増の1億2,005万円。桐の里は5年後に5,400万円の売り上げを目指す。
旧デイサービスセンターは平成10年にオープンした。同19年に「がりゅうの里」が開設したのに伴い休止していた。
JA須高は5年前から直売所を計画していたが、市街化調整区域
での開発行為基準をクリアできず進展しなかった。昨年3月に農林漁業者を支援する六次産業化法が施行され、市街化調整区域での建設が可能となった。同法は農林漁業者が加工、流通に関わることを推進している。
JA須高では「安心安全な地元の農産物、加工品を手頃な価格で提供。広範な品ぞろえで冬期間も対応する」と話している。
2012-07-08 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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