2012-06-30 07:00 am by 須坂新聞
長野広域連合は25日、最終処分場建設候補地の旧土取り場(須坂市仁礼町)と周辺で7月上旬まで請負業者が行う地形計測に使う機器(3Dレーザースキャナー)を公開した。仁礼町区民は約10人が出席した。一方、調査関係者の立ち入り禁止を申し入れた地権者9人の代表は、22日付内容証明郵便で同連合と須坂市へ「要求書・質問書」を提出した。市は28日の取材に「広域連合と相談して誠意をもって答えたい」とした。
3Dレーザースキャナーは、三脚に取り付けた本体から1秒間に5,000発のレーザーを飛ばし、対象物に当たって戻ってくる時間で距離を計算する。一方、水平角・鉛直角の角度からXYZの座標を瞬時にデータ化する。表と見えない裏側から計測して画像を得る。また、複数箇所のデータを合成して広範囲の画像を得る。
業者は取材に中距離型2台で23基準点、長距離型8台で10基準点ほどあれば合成できそうとの見方を示した。
一方、要求書・質問書を提出した地権者は「処分場候補地は公図等で亀倉区であることは公の事実。亀倉区の了解を得ているとのことだが、誰がよしとしたのか。私どもの所有地は亀倉区」「候補地を取り囲む中村、常盤、福沢は大多数が反対していてそれぞれ理由があるはず。地域を一軒ずつ回ってそこから候補地を見、話を聞いて回ることはしてほしい」などとした。
28日、同代表は「候補地に仁礼区共有地はない。電柵や防火は自衛や利益のためで自治会区割りとは別問題。仁礼区と協議するのであれば、水利権のある鮎川流域の参加も当然の権利。仁礼だけの問題ではない」とした。
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