ヒナすくすく育つ①〜須坂市動物園

2012-06-03 07:00 am by 須坂新聞

観光 icon 須坂市動物園のペンギン舎で5月中旬から下旬にかけ、4羽の卵がふ化し、ペンギン夫婦の子育てが始まっている。
 飼育する8羽が同時期につがいとなり、4組すべての産卵を確認したのは同園初。ペンギン舎改修後、巣にすのこを敷くなどして卵の湿度が上がらない工夫を施したのが功を奏した。ヒナがかえったのは2組の卵。
 両親が交替でヒナをおなかの下に入れて保護したり、口移しでエサを与えるのがペンギン界の子育てという。中には自らも子育て中でありながら、まだ親が恋しいのか、自分の親の巣へ度々遊びに行っては両親に叱られてしまう(同園)オスのペンギンもいて、何とも微笑ましい。
 飼育員の小林正和さんは、「4羽が一度にかえったのも初めてで、ほっとしている。あと2、3週間もすれば、ピーピーと鳴きながら、今以上に頻繁にエサをねだる姿が見られるはず」と話す。
 夏休みごろには巣から出て泳ぎ回ったり、元気に遊ぶ姿を見ることができそう。同園は、残り2組の抱卵も静かに見守っている。

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