2012-04-15 07:00 am by 須坂新聞
須坂市福島町区(平野忠男区長)はこのほど、福島宿公許400年記念事業の一環で、史跡案内板を公会堂前に設置した。福島町は街道筋に文化財が多数点在。案内板を通して、住民や観光客が地域の歴史や伝統を学び、地域の活性化につなげたいとしている。
案内板は縦90㎝・横170㎝。旧分教場跡地や旧本陣、庚申塔、馬頭観世音、天神社などの位置や各史跡の概要を説明している。23年度の県の元気づくり支援金を活用し、吉池看板企画(八幡町)が作製した。
福島町は1611(慶長16)年、徳川家康の6男忠輝が北国街道の松代藩福島宿として公許。北国街道、大笹街道の起点として、陸路・水路の交差点として、産業の物流拠点として栄えた。文化的にも花が開き、須坂市の史跡や指定文化財に登録されている遺産や貴重な記録・文書がのこされている。
平野区長は「福島町は今こそ果樹栽培が盛んな地域だが、歴史の古い町。案内板が地元住民の地域への愛着を深め後世へ伝えるツールになれば」と話し、福島町歴史を学ぶ会の丸山行勝さんは「念願だった案内板の設置が実現できてうれしい。福島町には分教場跡地など遺跡がたくさんある。皆さんには散策を楽しんだいただき、私たちは地域を説明することに活用したい」と話していた。
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