須坂ニュース

2012-04-08 07:00 am by 須坂新聞

　仁礼、夏端の公立保育園２園が統合した新「仁礼保育園」の開園式と入園式は４日、来賓や保護者、市関係者らが出席して行われた。新園児33人が入園し、109人（定員120人）でスタート。職員は23人。市内公立で５園目となるゼロ歳児保育も始まった。
　開園式で三木正夫市長が開園を宣言。「仁礼地区の素晴らしい自然を生かした新しい園舎が、多くの方々の協力で完成した。今後も地域の方や職員、保護者の皆さんと一緒に、子どもたちがすくすくと健康に育つ保育環境を作り上げていきたい」と話した。また本年度保護者会長の中山宏美さんがあいさつで、新しい園生活への喜びと期待の言葉を述べた。
　入園式で塚田厚子園長は、園児に「みなさんが新しいこの保育園に元気に通ってきてくれるのを先生たちは毎日待っています」と語りかけた後、「子どもにとって初めてとなる集団の場が保育園。素敵な園生活が送れるよう職員で力を合わせていきます」と保護者にあいさつした。
　同園は、グリーンアルム複合施設の隣に位置し、敷地4,455㎡。園庭は1,200㎡。園舎は南向きでＬ字型に配した木造平屋、延べ床面積1,311㎡。仁礼産材を使用し、３歳未満児の部屋には床暖房を完備。太陽光発電装置も設置した。
　須坂市は、小中学校の耐震化工事が昨年度までに完了し、今後は保育園整備を順次進めていく計画。本年度は須坂、高甫の２園で現地改築に着手し、いずれも来年度の開園を予定している。

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