その里活性化事業団が「そばっこ」販売〜そばで地域を元気に

2012-03-11 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市豊丘地区の有志でつくる「その里活性化事業団」は昨年秋に収穫したそばから作ったそば粉を「そばっこ」の商品名で発売、このほど、蔵のまち観光交流センター(東横町)で、このそば粉を使った「そば打ち体験会」も開いた。遊休農地を解消し、観光振興にも生かそうという、市民パワーによる地域活性化策として期待されている。
 同事業団は昨年夏、地元の遊休農地を復元し、立地・気象条件に適した作物の栽培を目的に、60代〜70代の男性10人で結成。そば専用の収穫用コンバインは市から借り受けた。市は県の地域発元気づくり支援金などを活用して機械を購入した。
 そばは「信濃1号」を約2haで栽培。体験会は会員の市川松雄さんと内川満さんが講師を務め、そば粉をこねて、のし棒で薄くのばし、包丁で切るなどの作業を丁寧に教えた。約15人の参加者は「力のいる作業だったが、とても楽しかった」と話し、小学5年の男の子は「将来そば打ち職人になりたい」と喜んでいた。
 同事業団の吉田金七会長は「体験会をきっかけに活動への理解が広がり、私たちと市民や観光客の皆さんとの交流が深まれば」と話していた。
 豊丘が誇る名勝五味池破風高原に咲く市の花「れんげつつじ」と高原から臨む風景写真を袋のデザインにした商品「そばっこ」は350g入り(4人分)で定価500円。同センターなどで販売している。

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