仙台の子どもたちに笑顔届ける〜須坂市読書活動支援研究会

2012-01-20 12:16 pm by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市子ども読書活動支援研究会(湯本理恵会長、16団体)は先ごろ、東日本大震災被災地支援で仙台市の保育園や児童館を訪問、読み聞かせや図書寄贈などを行い、被災した子どもたちの心を温めた。
 昨年8月の岩手県山田町訪問に次いで2回目。今回は読み聞かせの各団体とつながりのある市内の保育園や小中学校の協力で集まった絵本や児童書321冊と、ガールスカウト長野県第1団からの手作りおもちゃ140個、旭ケ丘小児童からの歌とメッセージのCDなどを車に積載。キラキラパークの湯本理恵さん、山岸淳子さん、たんぽぽの会の清水美奈子さん、有坂敏江さん、唐沢輝美さん、黒田あけみさんと、事務局の市生涯学習スポーツ課職員2人が現地へ向かった。
 まつぼっくり保育園では、約100人の園児を前にペープサートやパネルシアター、コカリナ演奏などを披露。続いて西多賀児童館ではブラックライトで演出しながらの読み聞かせや歌などで子どもたちの笑顔を誘った。
 被災地支援というと、とかく建物が倒壊したり、津波で押し流されてしまった地域をイメージしがちだが、ボランティアが入らない場所でも、同じように大きな揺れによる衝撃を受けた子どもたちの心の傷は大きい―と事務局の長泉常雄さん。「読み聞かせで目を輝かせる子どもたちの様子を見て、目に見えない心の傷をケアする大切さを忘れてはいけないと、須坂へ戻る車中で皆が思いを一つにした」と話す。
 後日、県東日本大震災支援県民本部にまつぼっくり保育園に通う園児の保護者から電話があり、ずっと保育園を休んでいた子どもがボランティアの翌日から登園し始めた、と喜んでいたという。

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