屋代線ドキュメンタリー〜STVの番組が映像祭で入賞

2011-12-11 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 日本放送協会、日本民間放送連盟、日本ケーブルテレビ連盟などでつくる実行委員会主催の第31回「地方の時代」映像祭で、須高ケーブルテレビ(STV)のドキュメンタリー番組「故郷の景色〜長野電鉄屋代線」がケーブルテレビ部門で「選奨」に入賞。このほど、実行委員会の一つ、関西大学(大阪府吹田市)で表彰式が行われ、制作を担当した同社の小林光さんが賞状を受け取った。
 今回は「支え合う!地域力」をテーマに、放送局、ケーブルテレビ、市民・学生・自治体、高校生の4部門に約200点の応募があり、STVはケーブルテレビ部門で優秀賞3点に次ぐ選奨4点の一つに初出品で選ばれ、全体の中から1点選ぶグランプリは東日本大震災の被災地で奮闘する医師たちの姿を追ったNHKスペシャルが輝いた。
 STV制作の「故郷の景色〜長野電鉄屋代線」は来春廃線となる同線を後世に伝えようと、今年2月から撮影開始。約90年間地域の足として走り続けたローカル線の「駅舎・人・四季」を取材、7月中旬に放送した。22分間の同番組は「視聴者の皆さんにそれぞれの思い出と共に、故郷の景色との対話をゆっくり楽しんでもらおう」と、電車の音や風景を際立たせるため、インタビュー映像は使用せず、ナレーションも極力少なく構成。審査員からは「地域の記憶遺産として、10年20年後に価値が上がるすばらしい作品」との評価を得た。
 小林さんは「地元メディアとして屋代線を映像に残す取り組みが評価され、その役割を果たすことができて光栄に思う。駅舎に24時間張り付いたり、山に機材を運んで撮影したり、いろいろな人と出会ったり、自分のキャリアの中でも思い出に残る仕事。協力してくれた皆さんに感謝したい。賞状をいただき、屋代線への思いは一層強くなりました」と話している。
 なお、同番組は12月31日午前11時と午後9時から年末特別番組として放送。また、毎週土・日曜日に放送している「ニュースウオーカー」の中で各駅ごとに取り上げている屋代線企画ではきょう10日とあす11日は「須坂駅の一日」を放送する。

2011-12-11 07:00 am by 須坂新聞 - 2 コメント



森川 @ 2011-12-13 06:05 pm

見逃してしましました。
鉄道ファンで、屋代線廃止は残念ですが、やむを得ません。
廃止までに乗車したいです。

須坂新聞編集部 @ 2011-12-14 08:32 am

森川様

コメントありがとうございます。

須坂新聞


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