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須坂市行政評価〜外部評価結果まとまる

2011-12-10 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 　市行政評価外部評価員（委員10人）は、市の担当課が内部評価した352事業（平成22年度事業）から選んだ13事業について、先ごろ、外部評価した結果を報告書にまとめた。13事業の内部評価は現状継続９、簡易な改善３、進め方の改善１。これに対して外部評価は現状継続７、簡易な改善４、進め方の改善１、抜本的見直し１、統合・終了０。外部評価員は「事業が市民目線でどうなのかの視点を持って取り組むべき」などと総括している。
　市は15年度から行政評価に取り組む。外部評価は、担当課に都合のよい評価になることを抑えるため、18年度から実施する。毎年13事業ほどを選び、これまで５年間に67事業で実施した。
　昨年11月に実施した事業仕分けの手法やノウハウを取り入れ、第五次総合計画の開始に合わせ、予算事業単位から、総合計画の施策に沿う個別事業単位で評価を行った。
　外部評価で抜本的見直しは「地域防災マップ更新事業」（総務課）。進め方の改善は「地域医療福祉ネットワーク推進事業（体制整備）」（健康づくり課）。
　担当課ヒアリング後の会議で評価員は「説明を不十分な資料でしようとする感覚が理解できない。外部評価員制度の趣旨の徹底が必要」「外部評価員の意見を聞き入れる姿勢が感じられない。言い訳を並べているよう」など辛口意見が続いた。
　総務課（事務局）は「厳しい意見も率直に受け止め、予算編成や組織、事業推進体制に反映させ、実効性あるものにしたい。外部評価員の意向は担当課にも働きかけたい」と話す。評価結果は市ホームページで公開中。24年度当初予算への反映や体制、事業の進め方の担当課判断は１月下旬に公表するとする。