2011-11-27 07:00 am by 須坂新聞
須坂市坂田町の山岸美代子さんは6日、愛知県名古屋市で開いたマジックのコンテストショー「第8回中部奇術連合会コンベンション」で、特別賞に当たる全日本クロースアップマジシャンズ協会賞を受賞した。「皆さんの応援のおかげで賞がいただけて幸せ」と喜びをかみしめる。
プロを目指すマジシャンも出場するレベルの高い大会。韓国や台湾など国内外の10人が自慢のマジックの技を競い合った。山岸さんは8分間の演技で、野球ボールほどの大きさの銀色の球を増やしたり減らしたりして見せる「シルバーボール」と、半円形のカップにカラービーズを入れ、ふたをして開けると水に変わるという「神秘の泉」を披露した。
「出場する前は緊張したが、音楽が流れると気持ちが入った。知らない人の前のほうが思い切りできる性格。それがよかった。練習ではなかなか笑顔が出せなかったが、本番は笑顔でできた」と、900人の観客が埋める会場で堂々の演技を披露した。
以前からテレビなどで見るマジックショーに興味を持ち、4年前に本紙に掲載した長野マジッククラブの記事を見て入会した。「自分が見ていて楽しいと思う気持ちを、皆さんにも味わってもらいたい」と、月2回の練習会に参加しながら技術を磨いてきた。「マジックには種も仕掛けもある。マニュアル通りにただ見せるのではなく、観客にどのように見せるかを工夫し、アレンジして実践できると面白い」と話す。
大会には本名で出場したが、普段は「キューピット美代子」の芸名で活動する。市内の介護施設や地元坂田町の文化祭などでも発表した。「とにかく楽しんでもらえることがうれしい。もっと多くの人にマジックを広めたい。イベントなどに呼んでもらえれば、どこへでも行きます」
地元坂田町の卓球クラブにも所属し、仲間と楽しく汗を流す。
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