真島一郎さんが実践するいきいき生活とは?

2011-11-20 07:00 am by 須坂新聞

趣味・生活 icon 須坂市上八町の真島一郎さん(79)は、内閣府が推進する「エイジレス・ライフ実践者」に選ばれた。年齢にとらわれず生き生きとした生活を送る高齢者を紹介することで、豊かな生き方の参考にと始めた事業。真島さんはハーモニカ教室を開く傍ら、福祉施設などでボランティア演奏を行っていることなどが評価された。
 真島さんは長野市豊野町出身で、戦後須坂市に転居した。65歳で民間企業を退職し、「残りの人生は趣味を持ったり、何か地域に貢献して楽しく充実した日々を過ごしたい」と考えた。69歳で市公民館の生涯学習講座でハーモニカを習った。
 ハーモニカはサイズも価格も手頃で親しみやすく、しかも独特の音色がある。魅了された真島さんは「本気で学ぼう」と決意。1日5〜6時間の猛練習で、3年で指導員資格を取得。レパートリーは童謡から歌謡曲、世界の名曲まで幅広い。現在まで自宅や公民館で指導。またボランティアで老人福祉施設などで演奏や歌の指導なども行っている。利用者からは「一緒に歌えて良かった。また来てほしい」と大好評。
 内閣府は、地域で社会貢献している65歳以上の個人、グループを表章。個人では、全国で60人、長野県で2人が選ばれた。真島さんについては「高齢期にハーモニカ演奏を身に付け、健康でボランティア活動する姿は、多くの高齢者の見本」として評価された。
 ハーモニカは肺活量が上がり、腹式呼吸法が身に付き、健康維持に役立つメリットもある。真島さんは「人生の師から頂いた『人生何でもよいから歴史をつくれ』との指導をもとに努力したことが大きな結果につながった。今後も同世代をはじめ多くの人に励ましを贈りたい」と話す。

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